Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

イギリス

イギリスの古楽(その11)John Dunstaple

John Dunstaple (またはDunstable 、c1390-1453)はイングランドの作曲家。 15世紀初期の最も有名な作曲家の一人であり、ルネサンス音楽の始まりとなるブルゴーニュ楽派への礎を築いた重要な作曲家である。 以前は、ダンスタブルDunstableと呼ばれることが…

イギリスの古楽(その10)Walter FryeとJohn Hothby

15世紀の中頃に活動したWalter FryeとJohn Hothbyについて。 ワルター・フライ(Walter Frye, ?-1474?)は、イギリスの作曲家。 イングランド出身。生涯については不明、1474年の遺言が残っている。その作品は、イングランドではなく、大陸側で見つかってい…

イギリスの古楽(その9)Contenance angloise

Contenance angloiseイングランド様式は、 15世紀イギリスに見られた多声音楽のスタイルで3度と6度の和音の使用に特徴がある。 大陸側のブルゴーニュの宮廷や教会音楽に大きな影響を与えた。 John Dunstaple(Dunstable)、Walter Frye、John Hothbyといった…

イギリスの古楽(その8)Thomas Damett

Thomas Damett (1389 - 90?-1436/1437)はイギリスの作曲家。 ウィンチェスター大学で学び、StocktonでRector(教区牧師)となった。セントポール大聖堂やウィンザー城のセントジョージ礼拝堂でも活動した。Old Hall写本にミサ曲の断片、モテットが残る。 ja…

イギリスの古楽(その7)Leonel Power

Leonel Power (または、Lionel、Lyonel、Leonellus、Leonelle Polbero 、 1370〜1385-1445)はイギリスの作曲家。 John Dunstapleとともに15世紀初頭を代表するイギリスの作曲家。 人生についてはほとんど不明。カンタベリー大聖堂の合唱団を指導していた。…

イギリスの古楽(その6)Roy Henry

Roy Henry ( "King" Henry)(1410年頃)はイギリスの作曲家。イギリス王だったことは間違いがない。ヘンリー5世であると考えられるが、ヘンリー4世である可能性も残されている。オールドホール写本の中に2つの作品(GloriaとSanctus)がある。 en.wikipe…

イギリスの古楽(その5)Pycard

Pycard (Picard、Picart、14c後半-15c初頭)は、イギリスで活動したおそらくフランス人の作曲家。 1390年代にJohn of Gauntのもとで'Jehan Pycard alias Vaux'として働いていたと推測されている。Old Hall Manuscript (大英博物館, Additional MS 57950)に掲…

イギリスの古楽(その4)Sumer Is Icumen In

「 Sumer Is Icumen In 」( Summer CanonあるいはCuckoo Songとも呼ばれる)は、13世紀半ばの中世イングランドのRoundラウンドまたはRotaロタ。Rota、Roundとは、輪唱(カノンCanon)である。 en.wikipedia.org 「Summer Has Come In」、「Summer Has Arriv…

イギリスの古楽(その3)Sarum Chant

セーラム典礼(Use of Sarum, Sarum Rite, Use of Salisbury)とその聖歌(セーラム聖歌 Sarum Chant)は、ローマ典礼に基づき、イングランドのソールズベリー大聖堂において独自に用いられた典礼。 11世紀に始まり13世紀に成立した。16世紀、離婚問題をきっか…

イギリスの古楽(その2)Johannes Alanus

Johannes Alanus (14c後半または15c初頭)はイギリスの作曲家。 彼の作品としてよく知られているのは、モテット「Sub arturo plebs」である。なお、Johannes Alanusと混同されてきたAleynというOld Hall Manuscriptに出現する作曲家は別人である。 Aleyn - …

イギリスの古楽(その1)写本Wolfenbüttel 677

Wolfenbüttel 677は、スコットランドのファイフFifeにあるセント・アンドルーズ聖堂(St Andrews Cathedral)に伝わる13世紀の写本。フランスのノートルダム楽派の多声音楽が多いが、ローカルな音楽も散見される。 ja.wikipedia.org Jacques Handschin. “A Mo…

パーセルの師匠John Blow

ジョン・ブロウ(John Blow, 1649-1708)は、イングランドの作曲家。オルガニスト。 ジョン・ブロウ - Wikipedia ノッティンガムシャーの北コリンガム生まれ。王室礼拝堂の聖歌隊員となり、1685年にジェームズ2世宮廷の音楽家の一人になった。1687年、セント…

イングランド以外の英国作曲家(その7)William Williams

ウィリアム・ウィリアムズ(William Williams, Pantycelyn、1719-1791)は、ウェールズの讃美歌作者。 ウィリアム・ウィリアムズ - Wikipedia ウィリアムズは1717年、カーマーゼンシャーに生まれた。ウィリアムズは英語でも讃美歌を書いたが、大部分がウェー…

イングランド以外の英国作曲家(その6)Johann Sigismund Kusser

ヨハン・ジギスムント・クッサー(Johann Sigismund Kusser, 1660-1727)は、アイルランドで活動したドイツ人作曲家。 ヨハン・ジギスムント・クッサー - Wikipedia プレスブルク(現、スロバキアのブラチスラヴァ)生まれ。シュトゥットガルトに移住、まも…

イングランド以外の英国作曲家(その5)Turlough O'Carolan

ターロック・オキャロラン(英: Turlough O'Carolan、アイルランド語: トゥールロホ・オ・カロランToirdhealbhach Ó Cearbhalláin、1670-1738)は、アイルランドの作曲家。盲目のハープ奏者であった。 ターロック・オキャロラン - Wikipedia 200曲以上が残っ…

イングランド以外の英国作曲家(その4)Thomas Roseingrave 

トーマス・ローズイングレイヴ Thomas Roseingrave (1690/1691-1766) はアイルランドの作曲家。オルガン奏者であった。 (注:アイルランドとUKの関係は複雑ですが、密接な関係にある文化圏ということで取り上げます。) Thomas Roseingrave - Wikipedia …

イングランド以外の英国作曲家(その3)John Clerk

ジョン・クラーク卿 Sir John Clerk of Penicuik, 2nd Baronet (1676-1755)は、 スコットランドの作曲家。政治家、弁護士、裁判官。有名な物理学者ジェームス・クラーク・マックスウェルの曾祖父にあたる。 Sir John Clerk, 2nd Baronet - Wikipedia Clerk…

イングランド以外の英国作曲家(その2)John Abell

John Abell ジョン・アベル (1653-1724年以降)は、 スコットランド人の作曲家 。 カウンタテナー、リュート演奏家だった。 John Abell - Wikipedia Biographical Sketches of Eminent Musical Composers - Levina Buoncuore Urbino - Google ブックス ロン…

イングランド以外の英国作曲家(その1)Thomas Erskine

トマス・アースキン [6代目ケリー伯トマス・アレクサンダー・アースキン](Thomas Alexander Erskine, 6th Earl of Kellie, 1732-1781)は、スコットランドの作曲家。 トマス・アースキン - Wikipedia エジンバラで育つ。1752-6年、マンハイム楽派の拠点マン…

ナポリ楽派(その11)Francesco Geminiani

フランチェスコ・ジェミニアーニ(Francesco Geminiani, 1687-1762)はイタリア作曲家。ヴァイオリニスト。 フランチェスコ・ジェミニアーニ - Wikipedia ルッカ生まれ。最初、アレッサンドロ・スカルラッティに師事、その後、ローマでアルカンジェロ・コレ…

チェスターのFrancis Pilkington

フランシス・ピルキントン(Francis Pilkington, c1565-1638)は、イングランドの作曲家、演奏家。特に、リュート歌曲の作曲家として知られる。 オックスフォード大学卒業。チェスターの聖歌隊のメンバーとして活動したのち、最終的に教会楽長となり、チェス…

イタリアに憧れたJohn Cooper

ジョン・クーパー(John Cooper, c1570-1626)は、イングランドの作曲家、ガンバ、リュートの演奏家。ロンドン生まれであるが、イタリア文化に傾倒し、名前をジョン・コプラリオ(John Coprario, John Coperaio)と名乗った。 Edward Seymour, Earl of Hertfo…

Tallisの40声のモテットSpem in alium

40声のモテットSpem in alium「我、汝の他に望みなし」は、イングランドの作曲家トマス・タリス(Thomas Tallis, 1505-1585)によって、1570年ごろに作曲された。ラテン語の歌詞を持つ5声、それぞれ8人づつ(5x8) の独立した40声部からなる大規模な合唱曲で…

Alessandro Striggioの40声, 60声のためのミサ曲

アレッサンドロ・ストリッジョ(Alessandro Striggio, 1540-1592)はイタリアの作曲家、演奏家。フィレンツェで過ごしたと考えられ、メディチ家と関係が深い。1567年には、メディチ家の外交官としてイングランドに派遣された。1580年代には、フェッラーラの…

Richard Davyのマタイ受難曲

リチャード・デイヴィRichard Davy (ca.1465-1538) は、イングランドの作曲家であり、イングランドの初期ルネサンス音楽を収録しているイートン・クワイアブックEton Choirbookの中に多くの作品がある。その中に、現存する最古のマタイ受難曲も残されている…

世界最古の鍵盤音楽Robertsbridge写本

ロバーツブリッジ写本(Robertsbridge Codex)は、14世紀の写本。大部の写本はイングランド・サセックスのRobertsbridgeに由来するが、楽譜は2枚のみである。鍵盤楽器のためのものとしては現存する世界最古の作品が掲載されている。エスタンピー、舞曲、モテ…

15世紀の英国作曲家Walter Frye

ウォルター・フライ(Walter Frye, ?-1474?)は、15世紀イングランドで活躍した作曲家。生涯についての情報はなく、15世紀の他の英国の作曲家と同様、作品は大陸側に残っている。16世紀のヘンリー8世時代の宗教改革により、修道院が解散させられた影響と考…

イングランドの作曲家Byttering

Byttering( c. 1400 – 1420)は、中世イングランドの作曲家。名前は、Thomasだと推定されている。作品は5つが残されており、いずれもOld Hall Manuscriptの中にある。 Byttering - Wikipedia Old Hall Manuscript - Wikipedia