Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

イギリス

イギリスの古楽(その25)ヘンリー8世

ヘンリー8世(Henry VIII, 1491-1547)は、テューダー朝第2代のイングランド王(在位:1509-1547)。 6度の結婚などのエピソードとともに、ローマ・カトリック教会から英国国教会を独立させた英国史では重要な王である。絶頂期においては、魅力的で教養があ…

イギリスの古楽(その24)John Taverner

John Taverner (c1490-1545、Tavernorとの記述もある)は、イギリスの作曲家。 16世紀前半を代表するイギリスの作曲家である。現代作曲家ジョン・タヴナー(Sir John Tavener、1944-2013)とはスペルが異なるが、Sir John Tavener自身、若い頃からJohn Tav…

イギリスの古楽(その23)Ambrosio Lupo

Ambrose、Ambrosius、あるいはAmbrosio Lupo (1591没)はイギリスの作曲家。ヘンリー8世の時代からエリザベス1世の時代にかけての宮廷音楽家。 おそらくミラノで生まれ、ヴェネツィアに住んでいた。1540年、彼とLupo家の5人の音楽家がヘンリー8世によってイギ…

イギリスの古楽(その22)Richard Sampson

Richard Sampson (c1470-1554)はイギリスの作曲家。ヘンリー8世とエドワード6世の2代にわたって王室と密接な関係をもち司教となった聖職者。 ケンブリッジのトリニティホール、パリのソルボンヌで教育を受けた。 離婚問題をめぐりローマ・カトリック教会…

イギリスの古楽(その21)Edmund Turges

Edmund Turges (c1450–1500?)は、イギリスの作曲家。おそらくPetworth出身のEdmund Sturges (1507–1508に活動記録) と同一人物。 en.wikipedia.org Eton Choirbook、Caius Choirbook、Fayrfax Bokeの中に作品が残されている。また、Ritson Manuscriptのなか…

イギリスの古楽(その20)Hugh Kellyk

Hugh Kellyk (1480-1490年ごろ活動) はイギリスの作曲家。 2つの作品がEton Choirbookに残る。Eton Choirbookに収録された作品としては初期のものであるとされる。 www.youtube.com

イギリスの古楽(その19)Robert Wylkynson

Robert Wylkynson (Wilkinsonと綴られることもある) (c1450-1515以降) はイギリスの作曲家。 1496年にEtonの教区聖職者になり、1500年に聖歌隊長になった。Eton Choirbookの作品は、非常に大胆なものであると言われる。

イギリスの古楽(その18)William Cornysh

William Cornysh the Young (1465-1523)はイギリスの作曲家。 劇作家 、俳優 、詩人としても活動した。 William Cornyshは、父親(1502没)、そしてその子供(1465-1523)が同名である。 Eton Choirbook (1490年から1502年頃の編纂)には、「William Corn…

イギリスの古楽(その17)Robert Fayrfax

Robert Fayrfax (1464-1521)はイングランドの作曲家。 ヘンリー7世とヘンリー8 世の時代で最も重要な作曲家の一人であり、トーマス・タリス (1505-1585)など、次世代の作曲家に大きな影響を与えたとされる。 en.wikipedia.org 彼はリンカンシャーの ディ…

イギリスの古楽(その16)Walter Lambe

Walter Lambe (1450/1-1504以降)はイングランドの作曲家。 ソールズベリー生まれ。1467年8月に15歳でイートンカレッジのKing's Scholarとなった。 1477年には、アランデルのトリニティカレッジ、その後、ウィンザーのセントジョージチャペルに移った。 Eto…

イギリスの古楽(その15)Richard Davy

Richard Davy (1465-c1507)はイングランドの作曲家。オルガン奏者。 人生についてはほとんど不明。 Davyという姓はイングランド南西部にあるデヴォンDevonに多く、そこの出身である可能性が高い。 オックスフォードのマグダレンカレッジの学者で、1490年に…

イギリスの古楽(その14)Richard Hygons

Richard Hygons (Higons、Huchons、Hugo; 1435-c1509)はイギリスの作曲家。 Richard Hygonsは、ウェルズ大聖堂Wells Cathedralを中心に活動した。1458年に牧師、合唱団員として最初に言及されている。1487年、大聖堂の責任者になった。 1507年になると…

イギリスの古楽(その13)John Browne

ジョン・ブラウン (John Browne, 1453-c1500)はイギリスの作曲家。 Eton ChoirbookとFayrfax Manuscriptに作品が残るが、数は多くない。 Fayrfax Manuscript https://www.jstor.org/stable/960218?seq=1#metadata_info_tab_contents ブラウンの人生につい…

イギリスの古楽(その12)Eton Choirbook

Eton Choirbook (Eton College MS.178)は、イングランドの声楽曲を集めた15世紀後半の写本。 イングランドにおいては、16世紀前半、ほとんどのラテン語の宗教曲は消失してしまったことから、Eton Choirbook、Lambeth Choirbook、Caius Choirbookの3つの写…

イギリスの古楽(その11)John Dunstaple

John Dunstaple (またはDunstable 、c1390-1453)はイングランドの作曲家。 15世紀初期の最も有名な作曲家の一人であり、ルネサンス音楽の始まりとなるブルゴーニュ楽派への礎を築いた重要な作曲家である。 以前は、ダンスタブルDunstableと呼ばれることが…

イギリスの古楽(その10)Walter FryeとJohn Hothby

15世紀の中頃に活動したWalter FryeとJohn Hothbyについて。 ワルター・フライ(Walter Frye, ?-1474?)は、イギリスの作曲家。 イングランド出身。生涯については不明、1474年の遺言が残っている。その作品は、イングランドではなく、大陸側で見つかってい…

イギリスの古楽(その9)Contenance angloise

Contenance angloiseイングランド様式は、 15世紀イギリスに見られた多声音楽のスタイルで3度と6度の和音の使用に特徴がある。 大陸側のブルゴーニュの宮廷や教会音楽に大きな影響を与えた。 John Dunstaple(Dunstable)、Walter Frye、John Hothbyといった…

イギリスの古楽(その8)Thomas Damett

Thomas Damett (1389 - 90?-1436/1437)はイギリスの作曲家。 ウィンチェスター大学で学び、StocktonでRector(教区牧師)となった。セントポール大聖堂やウィンザー城のセントジョージ礼拝堂でも活動した。Old Hall写本にミサ曲の断片、モテットが残る。 ja…

イギリスの古楽(その7)Leonel Power

Leonel Power (または、Lionel、Lyonel、Leonellus、Leonelle Polbero 、 1370〜1385-1445)はイギリスの作曲家。 John Dunstapleとともに15世紀初頭を代表するイギリスの作曲家。 人生についてはほとんど不明。カンタベリー大聖堂の合唱団を指導していた。…

イギリスの古楽(その6)Roy Henry

Roy Henry ( "King" Henry)(1410年頃)はイギリスの作曲家。イギリス王だったことは間違いがない。ヘンリー5世であると考えられるが、ヘンリー4世である可能性も残されている。オールドホール写本の中に2つの作品(GloriaとSanctus)がある。 en.wikipe…

イギリスの古楽(その5)Pycard

Pycard (Picard、Picart、14c後半-15c初頭)は、イギリスで活動したおそらくフランス人の作曲家。 1390年代にJohn of Gauntのもとで'Jehan Pycard alias Vaux'として働いていたと推測されている。Old Hall Manuscript (大英博物館, Additional MS 57950)に掲…

イギリスの古楽(その4)Sumer Is Icumen In

「 Sumer Is Icumen In 」( Summer CanonあるいはCuckoo Songとも呼ばれる)は、13世紀半ばの中世イングランドのRoundラウンドまたはRotaロタ。Rota、Roundとは、輪唱(カノンCanon)である。 en.wikipedia.org 「Summer Has Come In」、「Summer Has Arriv…

イギリスの古楽(その3)Sarum Chant

セーラム典礼(Use of Sarum, Sarum Rite, Use of Salisbury)とその聖歌(セーラム聖歌 Sarum Chant)は、ローマ典礼に基づき、イングランドのソールズベリー大聖堂において独自に用いられた典礼。 11世紀に始まり13世紀に成立した。16世紀、離婚問題をきっか…

イギリスの古楽(その2)Johannes Alanus

Johannes Alanus (14c後半または15c初頭)はイギリスの作曲家。 彼の作品としてよく知られているのは、モテット「Sub arturo plebs」である。なお、Johannes Alanusと混同されてきたAleynというOld Hall Manuscriptに出現する作曲家は別人である。 Aleyn - …

イギリスの古楽(その1)写本Wolfenbüttel 677

Wolfenbüttel 677は、スコットランドのファイフFifeにあるセント・アンドルーズ聖堂(St Andrews Cathedral)に伝わる13世紀の写本。フランスのノートルダム楽派の多声音楽が多いが、ローカルな音楽も散見される。 ja.wikipedia.org Jacques Handschin. “A Mo…

パーセルの師匠John Blow

ジョン・ブロウ(John Blow, 1649-1708)は、イングランドの作曲家。オルガニスト。 ジョン・ブロウ - Wikipedia ノッティンガムシャーの北コリンガム生まれ。王室礼拝堂の聖歌隊員となり、1685年にジェームズ2世宮廷の音楽家の一人になった。1687年、セント…

イングランド以外の英国作曲家(その7)William Williams

ウィリアム・ウィリアムズ(William Williams, Pantycelyn、1719-1791)は、ウェールズの讃美歌作者。 ウィリアム・ウィリアムズ - Wikipedia ウィリアムズは1717年、カーマーゼンシャーに生まれた。ウィリアムズは英語でも讃美歌を書いたが、大部分がウェー…

イングランド以外の英国作曲家(その6)Johann Sigismund Kusser

ヨハン・ジギスムント・クッサー(Johann Sigismund Kusser, 1660-1727)は、アイルランドで活動したドイツ人作曲家。 ヨハン・ジギスムント・クッサー - Wikipedia プレスブルク(現、スロバキアのブラチスラヴァ)生まれ。シュトゥットガルトに移住、まも…

イングランド以外の英国作曲家(その5)Turlough O'Carolan

ターロック・オキャロラン(英: Turlough O'Carolan、アイルランド語: トゥールロホ・オ・カロランToirdhealbhach Ó Cearbhalláin、1670-1738)は、アイルランドの作曲家。盲目のハープ奏者であった。 ターロック・オキャロラン - Wikipedia 200曲以上が残っ…

イングランド以外の英国作曲家(その4)Thomas Roseingrave 

トーマス・ローズイングレイヴ Thomas Roseingrave (1690/1691-1766) はアイルランドの作曲家。オルガン奏者であった。 (注:アイルランドとUKの関係は複雑ですが、密接な関係にある文化圏ということで取り上げます。) Thomas Roseingrave - Wikipedia …