Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

バロック

シュトゥットガルトで活躍したPhilipp Friedrich Böddecker

Philipp Friedrich Böddecker (1607-1683) は、シュトゥットガルトで活躍した作曲家、オルガニスト。 Johann Ulrich Steiglederに指導を受ける。1652年にシュトゥットガルトの修道院のオルガニストに就任した。 代表的な作品集には、「Sacra Partitura」があ…

ドイツの作曲家Andreas Hammerschmidt

アンドレーアス・ハンマーシュミット(Andreas Hammerschmidt, 1611 or 1612 - 1675)は、ボヘミア生まれでドイツで活動した作曲家、オルガニスト。 モテット、コンチェルト、アリアなど作品はほぼ全てが、通奏低音上で、器楽グループまたは声楽グループが旋…

プラハの春音楽祭:ニューノーマル時代の合唱音楽

久しぶりの投稿です。 新型コロナウイルスのパンデミックで大きな影響を受けている音楽関係ということで、その状況について記録していくことは何らかの意義があることと考えて、少しずつ何か記録していきたいと思います。 プラハの春音楽祭はとても有名な音…

復活祭前第3日曜日のためのJS Bachカンタータ

今年、2019年の復活祭は4月21日です。少し早めですが、復活祭前第3日曜日のためのJS Bachカンタータ2つ。 これで、「棕櫚の日曜日」(2018年3月)から始まったJS Bachの教会カンタータを教会暦に合わせて聞くというこのブログのシリーズが一巡したことになり…

復活祭前第7日曜日のためのJS Bachカンタータ

復活祭前第7日曜日のためのJS Bachカンタータ4つ。 Du wahrer Gott und Davids Sohn BWV 23 汝まことの神にしてダビデの子よ 1723, 2/ 7 Jesus nahm zu sich die Zwölfe BWV 22 イエス十二弟子を召寄せて 1723, 2/ 7 Herr Jesu Christ, wahr' Mensch und Got…

復活祭前第8日曜日のためのJS Bachカンタータ

復活祭前第8日曜日のためのJS Bachカンタータ3つ。 Gleichwie der Regen und Schnee vom Himmel fällt BWV 18 天より雨くだり雪おちて 1713, 2/19 Leichtgesinnte Flattergeister BWV 181 軽佻浮薄なる精神の者ども 1724, 2/13 Erhalt uns, Herr, bei deine…

復活祭前第9日曜日のためのJS Bachカンタータ

復活祭前第9日曜日のためのJS Bachカンタータ3つ。 Nimm, was dein ist, und gehe hin BWV 144 おのがものを取りて、行け 1724, 2/ 6 Ich hab in Gottes Herz und Sinn BWV 92 われは神の御胸の思いに 1725, 1/28 Ich bin vergnügt mit meinem Glücke BWV 8…

顕現節後第4日曜日のためのJS Bachカンタータ

JS Bachの教会カンタータ。今回は、顕現節後第3日曜日のためのBWV 156と顕現節後第4日曜日のためのBWV 81とBWV 14です。個人的には、BWV 156のカンタータは好きです。 Ich steh mit einem Fuß im Grabe BWV 156 わが片足すでに墓穴に入りぬ 1729, 1/23? (顕…

顕現節後第3日曜日のためのJS Bachカンタータ

顕現節後第3日曜日のためのJS Bachカンタータ3つ。 Herr, wie du willt, so schick's mit mir BWV 73 主よ、御心のままに、わが身の上になし給え 1724, 1/23 en.wikipedia.org Was mein Gott will, das g'scheh allzeit BWV 111 わが神の御心のままに、常に…

顕現節後第2日曜日のためのJS Bachカンタータ

顕現節後第2日曜日のためのJS Bachカンタータ3つ。 Mien Gott, wie lang, ach lange BWV 155 わが神よ、いつまで、ああいつまでか 1716, 1/19 Mein Gott, wie lang, ach lange? BWV 155 - Wikipedia Ach Gott, wie manches Herzeleid BWV 3 ああ神よ、いか…

東欧の古楽(その33) まとめ

東欧の古楽ということでは、今回が最終回としたいと思います。東欧とはどこを指すのか、という点についてはこのWikipediaのページが参考になると思います。チェコなどを「中欧」とする考えもあれば、アルメニアを「東欧」に含めるという考えもあるということ…

顕現節後第1日曜日のためのJS Bachのカンタータ

顕現節後第1日曜日のためのJS Bachのカンタータ3つ。 Mein liebster Jesus ist verloren BWV 154 いと尊きわがイエスは見失われぬ 1724, 1/ 9 いと尊きわがイエスは見失われぬ - Wikipedia Meinen Jesum laß ich nicht BWV 124 わがイエスをば われは放さず…

東欧の古楽(その31) Antonio Tarsia

アントニオ・タルシアAntonio Tarsia (1643-1722) は、スロヴェニア生まれの作曲家。 Antonio Tarsia (composer) - Wikipedia revije.ff.uni-lj.si スロヴェニアのコペル生まれ。コペルは、1278年、ヴェネツィア共和国の領土に組み込まれているので、ヴェネ…

東欧の古楽(その30) Vincenzo Comneno

Vincenzo Comneno (Vicencius Comnenus、Vićenc Komnen )(1590-1667)は、 ラグサ共和国(クロアチア南部にあった都市国家)生まれの作曲家。ドミニコ会の宣教師として日本を訪問した。 Vincenzo Comneno - Wikipedia ラグサ共和国 - Wikipedia イストリア…

東欧の古楽(その29) Ivan Lukačić

マルコ・イワン・ルカチッチ ( Ivan Lukačić, 1587-1648)は、 クロアチアの音楽家。 Ivan Lukačić - Wikipedia クロアチア - Wikipedia シベニク - Wikipedia 1587年、シベニクで洗礼。1600年、ローマに学ぶ。1618年にシベニクに戻り、そこで活動した。ル…

顕現節のためのJS Bachのカンタータ

顕現節(エピファニー、1月6日)のためのJS Bachのカンタータ2つ。 東方の三博士 - Wikipedia ガレット・デ・ロワ - Wikipedia Sie werden aus Saba alle kommen BWV 65 人々シバよりみな来たりて 1724, 1/ 6 Sie werden aus Saba alle kommen, BWV 65 - Wi…

新年後第1日曜日のためのJS Bachのカンタータ

新年後第1日曜日のためのJS Bachカンタータ2つ。 Schau, lieber Gott, wie meine Feind BWV 153 見たまえ、御神、いかにわが敵ども 1724, 1/ 2 Schau, lieber Gott, wie meine Feind, BWV 153 - Wikipedia Ach Gott, wie manches Herzeleid BWV 58 ああ神よ…

新年のためのJS Bachカンタータ

新年のためのJS Bachのカンタータ4つ。 Singet dem Herrn ein neues Lied BWV 190 主にむかいて新しき歌を歌え 1724, 1/ 1 Singet dem Herrn ein neues Lied, BWV 190 - Wikipedia Jesu, nun sei gepreiset BWV 41 イエスよ、いま讃美を受けたまえ 1725, 1/…

降誕節後第1日曜日のためのJS Bachのカンタータ

降誕節後第1日曜日のためのJS Bachのカンタータ3つ。12/30、12/31に演奏されたものですから、年末のカンタータということでしょう。 Tritt auf die Glaubensbahn BWV 152 出で立て、信仰の道に 1714,12/30 Tritt auf die Glaubensbahn, BWV 152 - Wikipedia…

降誕節第3日のためのJS Bachカンタータ

降誕節第3日のためのJS Bachのカンタータ3つ。 Sehet, welch eine Liebe hat uns der Vater erzeiget BWV 64 見よ、父のわれらに賜いし愛の 1723,12/27 Sehet, welch eine Liebe hat uns der Vater erzeiget, BWV 64 - Wikipedia Ich freue mich in dir BWV …

降誕節第2日のためのJS Bachカンタータ(その2)

降誕節第2日のためのJS Bachカンタータの3つ目です。 実は、これは降誕節第2日のためではありますが、降誕節のためのものではなく、同じ12/26の殉教者ステファノの記念日のためのもので、その内容も「試練に耐うる人は幸いなり」となっていて、降誕節のもの…

降誕節第2日のためのJS Bachカンタータ(その1)

降誕節第2日のためのJS Bachカンタータは、3つありますが、今回はそのうちの2つ。 Darzu ist erschienen der Sohn Gottes BWV 40 神の子の現れたまいしは 1723,12/26 Darzu ist erschienen der Sohn Gottes, BWV 40 - Wikipedia Christum wir sollen loben…

降誕節第1日のためのJS Bachカンタータ(その2)

降誕節第1日のためのJS Bachカンタータ、残りの2つです。BWV197aは、後にBWV197の婚礼カンタータとして書き直されたものです。 Unser Mund sei voll Lachens BWV 110 笑いはわれらの口に満ち 1725,12/25 Unser Mund sei voll Lachens, BWV 110 - Wikipedia …

降誕節第1日のためのJS Bachカンタータ(その1)

降誕節第1日のためのJS Bachカンタータは、4つ知られています。今回は、そのうちの2つ。 Christen, ätzet diesen Tag BWV 63 キリストの徒よ、この日を彫り刻め 1714,12/25 キリスト者よ、この日を銘記せよ - Wikipedia Gelobet seist du, Jesu Christ BWV …

アネーリオとメールラ

ポーランドのジグムント3世に招かれたイタリア出身の有名な作曲家には、ルカ・マレンツィオ(Luca Marenzio, 1553-1599)のほかにもジョヴァンニ・フランチェスコ・アネーリオとタールキニオ・メールラがいます。 ジグムント3世 - Wikipedia ジョヴァンニ・…

待降節第4日曜日のためのJS Bachカンタータ

降誕節直前となる待降節第4日曜日のためのJS Bachのカンタータ2つ。 BWV147.1 (BWV 147a)のカンタータは、ワイマール時代に作曲されたもので、後にバッハのカンタータの中でも最も有名なカンタータの一つであるBWV147「心と口と行いと生きざまもて」(マリ…

東欧の古楽(その24)Maksym Berezovsky

マクシム・ソゾントヴィチ・ベレゾフスキー(Maksym Sozontovych Berezovsky 〔Максим Созонтович Березовский〕、 c1745-1777)はウクライナ出身でロシアで活動した作曲家。オペラ歌手、ヴァイオリニスト。 マクシム・ベレゾフスキー - Wikipedia 生涯につ…

東欧の古楽(その22)Marcin Mielczewski

Marcin Mielczewski(c1600-1651)は、ポーランドの作曲家。 マルチン・ミエルチェフスキ - Wikipedia 1638年、ワルシャワの王室礼拝堂の音楽家(役割は不明だが、おそらく器楽奏者)。1645年、国王ヴワディスワフ4世の弟カロル・フェルディナント・ヴァザの…

東欧の古楽(その21)Bartłomiej Pękiel

Bartłomiej Pękiel(1633-c1670)は、 ポーランドの作曲家。 Bartłomiej Pękiel - Wikipedia 生まれは不明だが、ドイツ出身であるという説もある。ポーランド(ポーランド・リトアニア共和国)で1637年から1664年にかけて活動していたことは確かである。ワル…

東欧の古楽(その20)Mikołaj Zieleński

Mikołaj Zieleński ( Zelenscius、活動期1611年 )は、 ポーランドの作曲家。オルガン奏者。 Mikołaj Zieleński - Wikipedia 生没年不明。 1611年に結婚し、事件に巻き込まれた記録がある。 Zieleńskiの唯一知られている生き残った作品は、Wojciech Baranow…