Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

中世

東欧の古楽(その16)Mikołaj Radomia

Mikołaj Radomski (Mikołaj Radomia)、15世紀初期(1400年代前半)のポーランドの作曲家。 Mikołaj z Radomia - Wikipedia Mikołajz Radomiaは、クラクフKrakówで活動していたと考えられるが、その生涯は不明である。ヴワディスワフ2世の宮廷と関わりが深い…

中世ハンガリーのクリスマス音楽

ハンガリーは、アジア・ウラル系のマジャル人の国ですが、西暦1000年、キリスト教徒となったイシュトヴァーン1世は、ローマ教皇からハンガリー国王として戴冠し、キリスト教がハンガリーの地に広がります。 しかし、13世紀のモンゴルの侵入(バトゥの西征)…

東欧の古楽(その15)Ioannis Koukouzelis

ヨアン・ククゼル(英語:John Koukouzelis, ギリシャ語 : Ιωάννης Κουκουζέλης , Ioannis Koukouzelis, c1280-c1360 )は、ブルガリア、アルバニアの作曲家。歌手、正教会のキリスト教徒。死後、東方教会により聖人となった。 John Koukouzelis - Wikipedi…

東欧の古楽(その4)スメタナとJistebnice賛美歌

Jistebniceの賛美歌の本 ( チェコ語 : Jistebnický kancionál )は、1430年頃手書きされた賛美歌集。フス教徒の典礼のための歌が収められており、 現在はプラハ国立博物館に保管されている。 ヤン・フス - Wikipedia フス派 - Wikipedia Jistebnice hymn b…

東欧の古楽(その3)マショーとボヘミア王ヤン親子

ギヨーム・ド・マショー(Guillaume de Machaut, c1300-1377)は、フランス生まれの作曲家。詩人。 ボヘミア王であったヨハン・フォン・ルクセンブルク(1296-1346、ヤン・ルケンブルスキー)とその娘であるフランス王妃ボンヌに仕えた。 ギヨーム・ド・マシ…

東欧の古楽(その2)聖ヴァーツラフ

プラハの聖ヴィート大聖堂で歌われた聖ヴァーツラフの賛美歌(英語、Saint Wenceslas Chorale;チェコ語 Svatováclavský chorál )は、中世から知られているチェコの賛美歌である。聖ヴァーツラフとは、ヴィート大聖堂となる聖堂を建て、後にチェコの守護聖…

東欧の古楽(その1)Hospodine pomiluj ny

今回から東ヨーロッパの古楽を取り上げます。東欧といっても広いし、ドイツ語圏との関わりも深いので、厳密に東欧の定義というのは難しいところも多いです。また、現在のポーランド人はポーランドを中欧だという認識を持っているらしいですが、これはソ連崩…

Vindel羊皮断片のカンティガ

マルティン・コダシュ(Martín Codax)は13世紀に活動したガリシアのジョグラール(トロバドールとは違って身分が低い無名で世俗的な吟遊演奏者)による写本。ガリシア語で書かれた世俗的韻文集である。 1913年、マドリードを拠点とした古美術商ペドロ・ヴィ…

Sharrer羊皮断片のカンティガ

Pergaminho Sharrer (Sharrerの羊皮断片)は、ガリシア語の歌詞がついたポルトガル王ディニス1世(1261-1325)時代の7曲のカンティガ(7つの愛の歌(cantigas de amor))が書かれた中世の羊皮断片(羊皮紙Pergaminho)。 Pergaminho Sharrer - Wikipedia カ…

学生歌Gaudeamus igitur

ガウデアームス、またはガウデアームス・イギトゥル (Gaudeamus igitur) は、ヨーロッパ各国に伝わる学生歌である。パリの国立文書館に保存されている1287年に書かれたラテン語文書の中にみられる。1267年、ボローニャの司教であるストラーダという人物が作…

ヴェネチアの音楽家(その37)Hugo de Lantins

ユゴー・ド・ランタン(Hugo de Lantins, 活動時期1420-1430)は、イタリアで活動した作曲家。 ユゴー・ド・ランタン - Wikipedia Hugo de Lantins 1420年代にヴェネチアで活躍していたことは確実のようだ。しかし、その人生は全く不明である。同時期にヴェ…

ヴェネチアの音楽家(その36)Antonius Romanus

アントニウス・ロマーヌス Antonius Romanus ( 活動時期1400-1432)は、イタリアの作曲家。 Antonius Romanus - Wikipedia 人生についてはほとんど不明。 名前から判断すると、ローマ出身である可能性がある。1420年から1432年の間にヴェネチアのサンマルコ…

聖ガルスSaint Gall

Wikipediaの中世アイルランドの音楽家という項目をみると、このような人たちが掲載されています。この中でご存知の音楽家はいるでしょうか? Category:Medieval Irish musicians - Wikipedia Aaron Scotus Cú Chuimne Ferdomhnach Dall Foillan Saint Gall H…

対立教皇に仕えたJacob de Senleches

ジャコブ・ド・サンレーシュあるいはサンレシュ(Jacob de Senleches, ?-1395)はフランドルの作曲家。ハープ奏者。アルス・スブティリオル様式の曲が残るシャンティー写本の重要な作曲家の一人。 ジャコブ・ド・サンレーシュ - Wikipedia シャンティー写本 …

ある人達は慣習的に歌を作るがPetrus de Cruce

ペトルス・デ・クルーチェ(Petrus de Cruce)、あるいはフランス語読みピエール・ド・ラ・クロワ(Pierre de la Croix)(13c後半から14c前半) は、フランスの作曲家、音楽理論家。フランス北部のアミアン生まれ。記譜法の発展に寄与した。後の世に、アルス…

アルスノヴァのフォヴェル物語Roman de Fauvel

フォヴェル物語 Roman de Fauvelは、14世紀初頭の作家であるGervais du Busが編纂したとされるフランス語による絵入り物語。Fauvel(これもフランス語で英語のFlattery, Avarice, Vileness, Variability, Envy, Laxityに相当する皮肉の効いた単語の冒頭の組…

オケゲムによる最古のレクイエム

オケゲムのミサ曲。今回は、レクイエム。デュファイもレクイエムを作曲したとされていますが、現存していません。そのため、現存する作曲者のわかっているミサ曲としては、最古のものとされています(グレゴリオ聖歌は別として)。 ただこのレクイエムは、Sa…

エスタンピーKalenda Maia

ラインバウト・デ・ヴァケイラス(Raimbaut de Vaqueiras, c1180-c1207)は吟遊詩人トルバドゥール、騎士。イタリアの宮廷で活躍したが、1203年後は評判の悪かった第4回十字軍に加わった。 ラインバウト・デ・ヴァケイラス - Wikipedia 第4回十字軍 - Wikipe…

トレチェントの先駆者Magister Piero

マギステル・ピエーロ(Magister Piero, c1330-c1350)は、イタリアの作曲家。生涯はほとんどわかっていないが、ミラノのルキーノ・ヴィスコンティLuchino Viscontiの宮廷で活躍した。Magisterは、英語のMaster、フランス語のmaîtreに相当する語であり、主人…

燻った男Solage

ソラージュ(Solage 14世紀末)は、フランスの作曲家。シャンティー写本Chantilly Codexに10点ほどの作品が残っている。シャンティー写本は、アルス・スブティリオルars subtilior期の音楽を伝える重要な写本である。 Solageの生涯については全く不明であり…

12世紀のフランス詩人Adam de St. Victor

アダン・ド・サン・ヴィクトール(Adam de St.Victor, ?-1146)は、フランスの詩人、作曲家。文献上最初に現れるのは、1098年である。パリのノートルダム大聖堂のカントル(cantor)などの聖職者を務めた後、1133年には、パリのサン・ヴィクトール修道院に移…

中世ポーランドの聖歌Bogurodzica 

ボグロジツァBogurodzica は、15世紀初め頃、作曲されたポーランド語による聖歌。Bogurodzicaとは、「神の母」という意味である。 Bogurodzica - Wikipedia この歌は、1410年、ポーランドとリトアニアの同盟軍が、ドイツ騎士団を撃破したグルンヴァルトの戦…

15世紀初頭イタリアのFaenza写本

ファエンツァ写本(Codex Faenza)は、15世紀に成立したと考えられるイタリアの鍵盤曲集である。ラヴェンナ近郊ファエンツァの Bibliothèque Communaleに残される。52曲には、ミサの聖歌を元にした鍵盤曲や、仏アルス・ノーヴァのマショー、ボローニャ、ラン…

東西の接点ビザンティン聖歌

ビザンティン聖歌(Byzantine Chant)は、東方教会(ギリシア正教会)の典礼(奉神礼)のための聖歌。 ヘブライ音楽(ユダヤ教音楽)の影響のもとに始まった初期キリスト教のモノフォニー(単声)が起源にある。5世紀になると、おそらくシリアに起源を持つコ…

世界最古の鍵盤音楽Robertsbridge写本

ロバーツブリッジ写本(Robertsbridge Codex)は、14世紀の写本。大部の写本はイングランド・サセックスのRobertsbridgeに由来するが、楽譜は2枚のみである。鍵盤楽器のためのものとしては現存する世界最古の作品が掲載されている。エスタンピー、舞曲、モテ…

中世スペインのモサラベ聖歌

モサラベ聖歌は、中世スペインの聖歌。当時、イベリア半島は、イスラムのウマイヤ朝支配下であり、カトリック教徒はモサラベと呼ばれた。カトリック教徒は、ウマイヤ朝支配下以前の西ゴート(415-711)の時代から存在していたので、西ゴート(ビシゴート)聖…

イングランドの作曲家Byttering

Byttering( c. 1400 – 1420)は、中世イングランドの作曲家。名前は、Thomasだと推定されている。作品は5つが残されており、いずれもOld Hall Manuscriptの中にある。 Byttering - Wikipedia Old Hall Manuscript - Wikipedia