ビアージョ・マリーニ(Biagio Marini, 1594-1663)は、イタリアのヴァイオリニスト、作曲家。バロック音楽期初期に、ヴァイオリン演奏の重音奏法、スコルダトゥーラscordatura、トレモロtremoloなどを導入した。
イタリア北部のBrescia出身。ブリュッセル、ドイツなどを経て、1615年、クラウディオ・モンテヴェルディが主導していたヴェネツィアのサン・マルコ寺院楽団のヴァイオリニストになる。1621年、パルマ公国Farnese家の宮廷音楽家になるが、その後、ヨーロッパ各地を移動し、ヴェネツィアで没した。