クロード・グディメル (Claude Goudimel, c1510-1572)は、フランスの作曲家、音楽理論家。
ブザンソン生まれ。プロテスタント(カルヴァン派=カトリックからはユグノーHuguenotと呼ばれた)に改宗した。当時のフランスは、宗教内乱であるユグノー戦争の真っ只中であり、その混乱を避けるためリヨンに移住した。しかし、1572年8月、パリでカトリック勢力がユグノー教徒を大虐殺したサン・バルテルミSaint-Barthélemyの虐殺が起こり、その影響が地方に広がり、その犠牲となった。
グディメルは、後の賛美歌のあり方に大きな影響を及ぼすことになるカルヴァン派の賛美歌集「ジュネーヴ詩篇集」中にある詩篇唱の編曲がよく知られている。また、シャンソンも残っている。