Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

ナポリ楽派(その9)Johann Adolph Hasse

ヨハン・アドルフ・ハッセJohann Adolph Hasse, またはJohann Adolf Hasse, 1699-1783)は、ドイツ作曲家。ナポリで学んだ。

ハンブルク近郊生まれ。最初は父親に音楽教育を受ける。最初、歌手として当地の歌劇団に所属していた。その後、ブランシュヴァイク=リューネブルクの宮廷劇場に映るが、1723年、オペラ「アンティゴノス」(Antigonus)を作曲し、高い評価を受けた。これをきっかけに、イタリアへの遊学の機会を与えられた。ナポリに滞在したハッセは、当初、ニコラ・ポルポラに学ぶが、あまりうまくいかなかったようである。アレッサンドロ・スカルラッティと知り合い、オペラを作曲する機会を得て、「セソストラート」(Sesostrato)を作曲した。

 

まもなくヴェネチアに移った。その後、ドレスデン、ロンドンなどに滞在、ウィーンにも行った。ウィーンでは、若き日のモーツァルトの作品「アルバのアスカニオ」を聞き、その才能に驚愕したというエピソードが残されている。ヴェネチアに移り、定住することになり、没した。

 

WA Mozartの「アルバのアスカニオK. 111」とハッセ。

K.111


120作品に及ぶオペラのほか、オラトリオカンタータミサ曲器楽曲が知られる。

Chandosのトリオ・ソナタの録音(2番目)は私は好きです。

 

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