クラウディオ・メールロ(Claudio Merulo [Merlotti、Merulus、あるいはClaudio da Correggio]、1533-1604)はイタリアの作曲家。オルガン奏者。
コッレッジョ出身。メルロッティMerlotti(Merlotto 黒い小鳥)が本名であるが、ヴェネチアに来て、Meruloに変更した。おそらく、サン・マルコ寺院にてジョゼッフォ・ツァルリーノのもとで学んでいた。また同僚のコスタンツォ・ポルタと親交を結ぶ。
1557年、イタリアのオルガン奏者の筆頭ともいえるサン・マルコ寺院のオルガン奏者になった。ただし、サン・マルコには大小2つのオルガンがあり、大きなオルガンの奏者はアンニーバレ・パドヴァーノだった。1566年、パドヴァーノがヴェネツィアを去ると、メールロが第1オルガン奏者になった。この時、第2オルガン奏者になったのがアンドレーア・ガブリエーリである。1587年、メールロはパルマの聖堂のオルガン奏者になり、パルマで没した。
このように、メールロは、オルガン作品でよく知られており、スウェーリンクやフレスコバルディ、更にはJSバッハにも影響を与えた。おそらくルネサンス音楽期における最も重要なオルガン作品作曲家である。録音も多い。