クリシュトフ・ハラント・ス・ポルジッツ・ア・ベスドルジッツ（Kryštof Harant z Polžic a Bezdružic、1564-1621）は、チェコ人の音楽家。貴族。
ボヘミアのクレノヴァー城生まれ。インスブルックで教育を受けた後、神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の側近として、オスマン・トルコとの戦争に従軍、その後、聖地巡礼でヴェネチアなどを訪れたのち、スペインに赴任。1618年、カトリックからプロテスタントになる。プラハ近郊の「白山の戦い」では、プロテスタントとして反乱軍に参加するが敗走、捕縛され、カトリック勢力によってプラハで処刑された。
1872年、ドヴォルザークは「賛歌―白山の後継者たち Hymnus "dědicové bílé hory” Op. 30」を作曲した。
ハラントは、フランドル楽派に倣った定旋律ミサ曲などのポリフォニー音楽を残している。
