ビザンティン聖歌(Byzantine Chant)は、東方教会(ギリシア正教会)の典礼(奉神礼)のための聖歌。
ヘブライ音楽(ユダヤ教音楽)の影響のもとに始まった初期キリスト教のモノフォニー(単声)が起源にある。5世紀になると、おそらくシリアに起源を持つコンタキオンという形式の出現に始まり、6世紀の聖歌者ロマノスによって完成したとされる。その後、「こぶし」を使ったりする独特の複声聖歌も見られるようになった。
9ー15世紀のビザンティン聖歌の多くは,ネウマ譜写本(ビザンチン・ネウマ)で現存する。特に、10世紀にまとめられた連接歌集イルモス(英語:heirmoi, ギリシア語: εἱρμολόγιον, ロシア語: Ирмоло́гий)により、八調などの多くの讃詞が伝えられる。1453年に、東ローマ帝国が滅びると、この聖歌の発展は止まったが、現在でも各地の正教会で歌われている。
正教会聖歌の特徴
http://www.orthodox-jp.com/maria/prefaceb.htm
Pascha (Easter)のためのビザンティン聖歌