Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

Thoinot Arbeauのダンス教育書「オルケゾグラフィ」

ジュアン・タブロJehan Tabourot)、筆名トワノ・アルボThoinot Arbeau, 1520-1595)は、フランス中部のラングルLangresの司祭。筆名は、アナグラム(綴り字を並び替えた)だと考えられる。1589年、社交ダンスのステップと音楽を解説したOrchésographie(オルケゾグラフィ)を著した。

 

 

オルケゾグラフィ - Wikipedia

Orchesographie - Nicolas Graner

 

オルケゾグラフィは、ダンスのステップと作法のための「教育書」である。著者の死後、1596年に再版され、その後も数多く再版されている。会話形式で、若い生徒であるCapriolが、アルボArbeauに教わるという形態になっている。

この書物のなかにある曲で、特によく知られるのは、クリスマスキャロル「Branle de l'Officiel (Ding Dong Merrily on High)」であろう。

 

Ding Dong Merrily on High - Wikipedia