ソラージュ(Solage 14世紀末)は、フランスの作曲家。シャンティー写本Chantilly Codexに10点ほどの作品が残っている。シャンティー写本は、アルス・スブティリオルars subtilior期の音楽を伝える重要な写本である。
Solageの生涯については全く不明であり、Solageという名前も古フランス語のsolaz, solace(なぐさめ、よろこび)と関係した偽名であると考えられるが、歌詞などからフランス宮廷と何らかの関わりがあった人物のようである。14世紀末にアヴィニョンAvignon教皇庁付近に集まった複雑怪奇な音楽活動(後の世にアルス・スブティリオルと呼ばれる)の代表的人物である。
ロンドー「燻った男が喫煙する Fumeux fume par fumee」は、Solageの作品のなかでも特に印象的なものである。タバコがヨーロッパに広がる2世紀前のことであり、この煙は大麻、アヘンの類であろうと思われる。
Fumeux fume par fumeeをいろいろな演奏で。。