Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

ルネサンス音楽「オラショ」

潜伏キリシタンが、世界文化遺産に正式に登録されました。

 

 今回は、「オラショ」です。ラテン語のオラシオ (oratio) に由来するとされる日本語です。ミサ曲などに馴染みがあれば、Oratioというのは必ず耳にする単語ですが、英語でいうと、Oration、Orator、Oral、音楽ではオラトリオOratorioと同じ語幹を持っています。

 

オラショというのは、潜伏キリシタンによって伝えられてきた音楽です。キリスト教が日本に伝わったのが戦国時代。そして、1603年に始まる江戸時代初期に禁教となりました。ヨーロッパではルネサンス音楽の時代であった日本の戦国時代にイベリア半島出身の宣教師によって伝わった音楽。その時代のヨーロッパの音楽が、250~300年の間、極東の日本の地で、世代を経て密かに歌い継がれてきた。そして、皆川達夫さんによって原曲が発見されたりしました。実際にどんなものか聞いてみたくなります。

 

オラショ - Wikipedia

 

オラショとグレゴリオ聖歌とわたくし  皆川達夫

  

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