ヨハン・メルヒオール・モルター(Johann Melchior Molter, 1696-1765)は、ドイツの作曲家。ヴァイオリン奏者。
モルターは、アイゼナハ近くで生まれ、そこで育った。イタリアで作曲を学び、1722年から1733年まで、カールスルーエの宮廷楽団楽長となった。その後、アイゼナハに戻った。
残っている作品は多く、モルター作品目録(MWV)として分類されており、600曲あまりがある。オラトリオなどの声楽曲、交響曲、室内楽が中心である。特に、重要なのは、トランペット協奏曲、そして開発されたばかりの新楽器「クラリネット」のための協奏曲を作曲したことである。おそらく、クラリネットのための協奏曲としては最古である。