ジローラモ・ディルータ(Girolamo Diruta、c1554-1610?)はイタリアの作曲家。音楽理論家、オルガニスト。
ペルージャ近郊生まれ。生涯については、不明なところが多い。1580年にヴェネツィアで、ラウディオ・メールロ、ジョゼッフォ・ツァルリーノ、コンスタンツォ・ポルタなどと交流を持ったらしい。キオッジャの聖堂のオルガン演奏者になった記録がある。
オルガン奏法、作曲法、特に当時の対位法などをまとめた著作である「トランシルヴァニア人(Il transilvano)」が重要である。この本には、多くのヴェネチアの作曲家の作品に加えて、ディルータ自身の作品も教育的な作品として収録されている。
Il Transilvano (Diruta, Girolamo) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music