アレッサンドロ・グランディ (Alessandro Grandi,1590-1630)は、イタリアの作曲家。
ヴェネチア生まれでヴェネチアで育つ。フェラーラでポストを得た後、1617年、サンマルコ寺院に戻り、当時、合唱楽長だったモンテヴェルディの助手となる。1627年にベルガモに行くが、1630年の黒死病流行で亡くなったとされる。
彼は、イタリア北部ではモンテヴェルディに次ぐ重要な作曲家であったとされる。その作品のほとんどは、器楽伴奏付きの声楽曲で、モンテヴェルディがほとんど作曲しなかった小規模な作品が多い。特に、カンタータというジャンルの最も初期の作品は重要である。