Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

東欧の古楽(その33) まとめ

東欧の古楽ということでは、今回が最終回としたいと思います。東欧とはどこを指すのか、という点についてはこのWikipediaのページが参考になると思います。チェコなどを「中欧」とする考えもあれば、アルメニアを「東欧」に含めるという考えもあるということなのでしょう。

 

 


今回はとりあげなかった18世紀後半のボヘミアの音楽家については、やはり古楽というより、古典派、ロマン派的になってきてしまうのでやめました。

特に、交響曲の発展について重要な役割をしたマンハイム楽派の多くはボヘミアの音楽家でした。

東欧というと、バルト海の国々を忘れることができません。古楽の時代に、ヨーロッパ屈指の重要な国家だったポーランド・リトアニアについては沢山取り上げましたが、例えばフィンランドとも関係しているエストニアについては取り上げませんでした。

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また、ハンガリーはジプシー音楽の中心地です。ジプシーの音楽がその後の西欧の音楽に重要な役割をしたことは有名ですが、これも民族音楽の世界になってしまうのでほとんど触れませんでした。

また、民族音楽の宝庫ともいえるルーマニアモルダヴィア。これも大切です。

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しかし、記録の残っている「作曲家」という観点ですと、取り上げるのが難しいです。

 

また、ビザンチンの音楽やロシア正教会の音楽についても、東欧の音楽なのでしょうが、これは既に何回か取り上げてきました。

 

ギリシアといえば紀元前の音楽が残っていて、古楽として演奏されたりすることもあるとは思いますが、真偽がよくわからないです。

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