Frei aber einsam

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イギリスの古楽(その24)John Taverner

John Taverner (c1490-1545、Tavernorとの記述もある)は、イギリスの作曲家。

 

 


16世紀前半を代表するイギリスの作曲家である。現代作曲家ジョン・タヴナー(Sir John Tavener、1944-2013)とはスペルが異なるが、Sir John Tavener自身、若い頃からJohn Tavernerの末裔であると主張していた。


1524年以前の活動については全く不明であるが、リンカンシャー南部の出身であるという。1526年にオックスフォード大学カーディナルズ・カレッジ(現クライスト・チャーチ)の楽長となる。1528年、ルター派に関わったということで、短期間投獄されたが、単なる音楽家であるという理由で放免される。しかし、楽長職を辞任した。ボストン自治区の聖ボトルフ教区教会St Botolph's Churchに職を得た。

一説では、タヴァナーは音楽を棄て、Thomas Cromwellのもとで、イングランドにおいて多数の音楽資料が失われるきっかけとなった修道院解散に関わったというが、この説は現在は間違いらしいということになっている。

 

作品の大部分はミサ曲、マニフィカト、モテットなどの声楽曲である。

 

 

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