イングランドのルネサンス音楽期の作曲家として最も重要な作曲家の一人であるウィリアム・バード(William Byrd, 1543?-1623)。
Great Serviceやミサ曲などの声楽曲が有名ですが、鍵盤音楽、特にヴァージナルのための音楽でも優れた作品が残っています。Byrdの鍵盤音楽を集めたものでは、「My Ladye Nevells Booke」と他の作曲家の作品も集めた「Fitzwilliam Virginal Book」が重要です。
ヴァージナルVirginalというのは、箱型の小型ハープシコードで、エリザベス朝で盛んになった楽器です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/チェンバロ#ヴァージナル
今回は、特にグスタフ・レオンハルトの演奏を紹介したいと思います。JSバッハのようなバロック音楽後期の作品にはおよびませんが、なかなか良い感じになっています。