ポーランドの鍵盤音楽というと、ショパンでしょうか。
ショパンも、マズルカ、ポロネーズなど、ポーランドの民族舞踊を材料にした作曲を数多く残しました。
15-16世紀のポーランドは、プロイセンを圧倒し、1569年、ポーランド=リトアニア共和国となり、ヨーロッパでも指折りの強大国家でした。1543年には、ポーランドでコペルニクスが地動説を提唱するなど、文化的にも大きく発展していた時代でした。
今回紹介するのは、そのころ、1540年に編纂されたというJohannes de Lublinのタブラチュアです。16世紀ヨーロッパの最大の鍵盤音楽集であるということです。 そこにはポーランドの民族音楽から、ドイツ、イタリア、フランスの作品、ジョスカンやブリュメルの作品など、230以上が掲載されています。
The Tablature of Johannes of Lublin: Ms 1716 of the Polish Academy of Sciences in Cracow on JSTOR
Johannes de Lublin Tablature: Keyboard Music from Renaissance Poland