Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

ヴェネチアの音楽家(その36)Antonius Romanus

アントニウス・ロマーヌス Antonius Romanus ( 活動時期1400-1432)は、イタリアの作曲家。

 

Antonius Romanus - Wikipedia

 

人生についてはほとんど不明。 名前から判断すると、ローマ出身である可能性がある。1420年から1432年の間にヴェネチアのサンマルコ寺院で歌手として活動していた。

 

遺っている作品は、6つの宗教音楽と1つの世俗作品だけである。中世音楽からルネサンス音楽への過渡期に生き、イタリアのトレチェント末期の代表的作曲家であるヨハネス・チコーニア(1412年没)の影響を受けていたようだ。また、その人生の後半では、後にルネサンス音楽初期(ブルゴーニュ楽派)の巨匠となるイタリアにいた若いギヨーム・デュファイに影響を与えたらしい。つまり、トレチェントからルネサンス音楽への橋渡しをしたということになる。

 

トレチェント音楽 - Wikipedia

 

ヨハンネス・チコーニア - Wikipedia

 

ギヨーム・デュファイ - Wikipedia

 

www.youtube.com