Frei aber einsam

中世、ルネサンス、バロック音楽を楽しむ

ポルトガル

Sharrer羊皮断片のカンティガ

Pergaminho Sharrer (Sharrerの羊皮断片)は、ガリシア語の歌詞がついたポルトガル王ディニス1世(1261-1325)時代の7曲のカンティガ(7つの愛の歌(cantigas de amor))が書かれた中世の羊皮断片(羊皮紙Pergaminho)。 Pergaminho Sharrer - Wikipedia カ…

ナポリ楽派(その10)Domenico Scarlatti

ドメニコ・スカルラッティ(Domenico Scarlatti, 1685-1757)は、イタリア人作曲家。スペインのマドリードで活動し、マドリードで没した。 ドメニコ・スカルラッティ - Wikipedia ナポリ楽派の代表的人物であるアレッサンドロ・スカルラッティを父親として、…

イベリア半島のバロック音楽Antonio Líteres

アントニオ・リテレス(Antonio Líteres, 1673-1747)は、スペイン、ポルトガルの作曲家。ガンバ奏者。本名はアントニオ・リテレス・カリオーン(Antonio Líteres Carrión)という。 マドリッドで教育を受けた。ポルトガルのリスボンで活躍するも、1734年の…

ルネサンス音楽「オラショ」

潜伏キリシタンが、世界文化遺産に正式に登録されました。 今回は、「オラショ」です。ラテン語のオラシオ (oratio) に由来するとされる日本語です。ミサ曲などに馴染みがあれば、Oratioというのは必ず耳にする単語ですが、英語でいうと、Oration、Orator、O…

ポルトガルの作曲家Estêvão de Britoの哀歌

エステバオ・デ・ブリートEstêvão de Brito (c. 1570–1641)は、ポルトガル生まれの作曲家。作品の多くは、1755年のリスボン地震により失われてしまった。哀歌がよく知られている。 de Britoの作品、今回、じっくり聴いてみると、なかなか良い感じです。1755…

ポルトガル王ジョアン4世の音楽

ジョアン4世(João IV, 1604-1656)は、ポルトガル王(在位1640-1656)で作曲家。 ブラガンサBraganza朝の初代ポルトガル王(在位:1640年 - 1656年)。再興王(João o Restaurador)と呼ばれる。 1580年、ポルトガルはスペインのハプスブルク家の王の下でス…

いびつな真珠ではないDuarte Lôboの音楽

ドゥアルテ・ローボ(Duarte Lôbo, c1565-1646)はポルトガル黄金期(日本の安土桃山時代から江戸時代初期)の作曲家。 時代的には、カルロ・ジェズアルド(c1566-1613)やクラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)と全く同世代である。モンテヴェルディ…