アンナ・ボン （Anna Bon, c1739-? ）はイタリアの女性作曲家。
父母ともボローニャの作家で、音楽に関わり、欧州各地を旅行しており、アンナ・ボンはロシアで生まれた。1743年、4歳でヴェネチアのピエタ慈善院Ospedale della Pietàに入学した。 数年前まで、ピエタ慈善院は、ヴィヴァルディ（1741年死去）が活躍していた。
ピエタ院の運営方針については、上のリンクが参考になる。アンナ・ボンは、1756年ごろまでにバイロイトの両親のもとに戻り、ドイツ各地を移動した。1762年、アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿に移り、6つのハープシコード ソナタを作曲している（1761年にはハイドンがエステルハージ家に副楽長として雇われている）。しかし、1767年以降の活動の記録は見られない。その他、多くの器楽曲が残されている。
