アントワーヌ・ビュノワ(Antoine Busnois、またはBusnoys , c1430-1492)はブルゴーニュ公国の作曲家。1467年にはブルゴーニュ公国シャルル突進公のもとに戦士として仕え、ディジョンで宮廷歌手だった。戦士としての時代を経て、ブルッヘの聖ソヴール教会St. Sauveurで活躍しそこで没した。
モテットなど宗教音楽、世俗シャンソンを作曲した。定旋律ミサ曲2つやモテットが確認されている。その作風は、いわゆるブルゴーニュ楽派とフランドル楽派と分類される作曲家の中間に位置する。
「手に負えない運命の女神よFortuna desperata 」は、ヒット作であった。また、ルネサンス音楽期の定旋律ミサ曲で頻繁に使われた「武装した人L'homme armé」の作者もビュノアである可能性が指摘されている。