フランシスコ・デ・ペニャローサ(Francisco de Peñalosa, c1470-1528)はスペインの作曲家。セビーリャの教会で活躍したが、ローマにも滞在し教皇庁にも仕えた。
スペインの初期のルネサンス音楽を代表する作曲家であり、ミサ曲、モテットなどの宗教曲が残っている。また世俗作品もいくつか知られている。ルネサンス音楽期の大作曲家ジョスカン作のモテットと知られていた「Sancta mater istud agas 」は、ペニャローサのものと判明した。ジョスカン(1521年没)とは同世代であり、その作品と間違えられるほどの作品のレベルに達していたといえるだろう。