アンドレアス・デューベンAndreas Düben (1597-1662) は、ライプツィッヒのトーマス教会のオルガン奏者だった父のもとにライプチッヒ近郊で生まれ、アムステルダムのJan Sweelinckに学び、スウェーデンで活躍した作曲家。
当時、スウェーデンは、国力を伸ばしつつあったが、デンマークなどと交戦していて(カルマル戦争)、国力を誇示する必要があった。そのため、グスタフ2世(1594-1632)の戴冠式(1611年)などにあたり、音楽家を探していた。その時、スウェーデンに見出せられたのが、Andreas Dübenである。その後、ストックホルムにある有力な教会であったドイツ教会のオルガニストとなった。Dübenの子供も、ストックホルムの音楽界に大きな影響力を及ぼした。
グスタフ2世アドルフ (スウェーデン王) - Wikipedia