ニッコロ・ヨンメッリ(Niccolò Jommelli, 1714-1774)は、イタリアの作曲家。
ナポリ近郊生まれ。ナポリで、フランチェスコ・フェーオ、フランチェスコ・マンチーニ、レオナルド・レーオらに師事した。ヴェネツィア、ローマ、ウィーンなどを経て、1753年にシュトゥットガルトの宮廷楽長になって、そこで多くの傑作を作曲した。1768年にナポリに戻ったが、脳梗塞となり没した。
60あまりのオペラ(オペラ・セリア)が有名である。音楽の技法より、物語を重視した手法は、後の世に大きな影響を与えた。その他、カンタータ、オラトリオ、宗教音楽、管弦楽曲も作曲している。