Richard Sampson (c1470-1554)はイギリスの作曲家。ヘンリー8世とエドワード6世の2代にわたって王室と密接な関係をもち司教となった聖職者。
ケンブリッジのトリニティホール、パリのソルボンヌで教育を受けた。
離婚問題をめぐりローマ・カトリック教会からイングランド国教会を分離させたヘンリー8世(1491-1547, 在位1509-1547) の主任代理人となり、王室の離婚訴訟などで重要な役割をした。1536年、Chichesterの司教となった。エドワード6世(Edward VI, 1537-1553, 在位1547-1553)の治世になると、1543年、ローマの認可を受けずにイングランド王だけの権限でCoventryとLichfieldの司教となった。スタフォードシャーの Eccleshallで亡くなった。