ヨハン・アドルフ・シャイベ(Johann Adolf Scheibe, 1708-1776)は、ドイツの作曲家。
ライプツィヒ生まれ。ライプツィヒ大学で法律と哲学を学んでいたが、鍵盤楽器に専念する。1729年、聖トーマス教会(1723年からJ. S. バッハがカントルを務める)のオルガニストになろうとしたが採用されなかった。1735年までライプツィヒで活動。1736年、ハンブルクに移動したが、1740年、デンマークの宮廷楽長となり、その後もデンマーク周辺で活動した。
カンタータ、受難曲、器楽曲が知られる。また、同時代のJSバッハ、ヘンデル、テレマンとの関係でも知られる。特に、JSバッハの音楽についての賞賛と批評は有名である。