シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(Sylvius Leopold Weiss, 1687-1750)は、ドイツの作曲家・リュート奏者。ブレスラウ生まれ。当時、ドイツ語圏では最大の都市だったドレスデンの宮廷で活躍し、そこで没した。ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハも、ドレスデンで活躍していたため、その仲介で、JSバッハがヴァイスのもとを訪れることで親交を結んだ。
その作品のほとんどは、リュートのためのものである。死後は、リュートという楽器そのものが衰退していくことで、その作品も演奏機会がなくなっていった。
しかし、現在では、リュートのための重要なレパートリーとなっている。London Manuscript、Dresden Manuscriptの作品が多数録音されている。また、最近、初期の作品やGrüssau Manuscript などの録音が相次いでいる。
S. L. Weiss: Lute Music from Grüssau Manuscript (World Premiere Recording)